あきんどスシローの持ち帰り専門店、JR神戸駅に全国2店舗目 11日オープン

20210311スシローToGo神戸駅

 スシローグローバルホールディングスの中核事業会社で回転ずし大手の「あきんどスシロー」は、持ち帰りずしの専門店「スシロー To Go JR神戸駅店」を11日にオープンする。調理済みの食品を持ち帰って食べる「中食」(なかしょく)を中心とした「新しい生活様式」の浸透を受けて、持ち帰り販売を強化する一環だ。販売だけを手がける持ち帰り専門の「To Go」店では、2月に開業した「スシロー To Go JR我孫子駅店」(千葉県我孫子市)に続き全国で2店舗目。(写真は店舗外観イメージ=あきんどスシロー提供)

 回転ずしでは出店しにくかった「駅ナカ」に販売専門の店舗を開くことで、より気軽にスシローのすしに手が伸びるようにする。JR神戸駅は1日の乗降客数が7万人(2019年度平均)を超え、兵庫県内では三ノ宮駅に次いで2位。JRに加えて高速神戸駅も含めると7路線が運行しており、通勤・通学のターミナル駅で、人通りの多い好立地だ。適当な広さの店舗を確保できたという偶然もあり、全国で2番目の持ち帰り専門店を開設することになった。すしは昨年6月にオープンした「三ノ宮いくたロード店」から供給する。

 看板商品になる「寿司盛り合わせ」は、マグロ、寒ブリ、エビなどに太巻も入って12貫で税込み650円と、割安感がある価格設定にした。このほか人気のすしネタで構成する「海鮮ちらし」(580円)や、客の要望で3貫を詰め合わせるアラカルトメニューなども用意する。近隣のオフィスに勤める人向けの昼食の需要に加え、仕事帰りにJR神戸駅で乗り換えをする合間に、夕食として購入する需要を見込む。持ち帰り専門店は駅ナカを中心に、年内で10店舗以上の出店をめざす。

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