コープこうべ、木田組合長と榎本常務理事を解職 禁止のゴルフ接待を27回など

2021/03/06 19:20 各氏の年齢を追加しました

20210306コープこうべ山口理事長

 生活協同組合のコープこうべ(神戸市東灘区)は6日、木田克也組合長理事(株式会社の社長に相当=64歳)と榎本裕一常務理事(常務取締役に相当=61)を5日付で解職したと発表した。接待に関する内規違反があったため。2018年8月から20年12月の間に取引先から受けたゴルフの接待などについて、決められた届け出をしていなかった。内部通報で判明し、本人らも内規違反を認めたという。両氏の解職を受けて、岩山利久専務理事(58)が組合長理事代行に就き、榎本氏が担当した商品事業本部は西田浩三執行役員(55)が新たに担当する。

 コープこうべでは、取引先とゴルフをする場合に事前の届け出が必要とする内規を設けているうえ、取引先がプレー代を負担するゴルフ自体を禁じている。コープこうべの調査によると、18年8月以降に木田氏が27回、榎本氏が29回のゴルフ接待を受けたが、事前に届け出ていなかった。出張先でゴルフの接待を受ける予定を隠し、虚偽の行程表を届け出ていたケースもあった。接待を受けた取引先は20社以上で、場所の多くは国内のゴルフ場だった。ただ木田氏と榎本氏がともに参加したタイでのゴルフ接待も1回あったという。

 職員からの内部通報を受けて、1月11日に非常勤理事(社外取締役に相当)3人と常勤理事1人による「内部通報に関する調査チーム」を設置。配下に職員4人と弁護士2人を置いて、本人らを含めた内部の関係者に聞き取り調査などを実施した。接待した側の取引先は調査対象としなかった。他にも飲食などの接待を受けた可能性があるが、ゴルフに関する部分だけでも解職に相当すると判断。これ以上の調査は組織としての体力を消耗するとみて、ひとまず調査を終えて5日に開いた理事会(取締役会に相当)で2人の解職を決めた。

 調査を通じて別の常勤理事2人がゴルフ接待に1回ずつ同行していたことも分かったが、今回の処分の対象にはならなかったという。6日に記者会見した山口一史理事長(写真=79)は「まず組合員のみなさんの許しをこう必要がある」と陳謝。取引がゆがめられたのか、との記者の質問には「最も関心を持って調べたが、特定の事業者からの購買量が増えた事実はみられなかった」と説明した。

 木田氏と榎本氏以外の常勤理事は、基本給相当と役割給相当の2種類で構成する役員報酬のうち役割給相当分の10%を3カ月間自主返納。山口氏は役員報酬全体から10%を1カ月間、自主返納する。株式会社の取締役に相当する理事の任免は総代会(株主総会に相当)でのみ可能とあって、木田氏と榎本氏は「組合長」「常務」を解かれても引き続き理事にとどまるが、6月に予定する次回の総代会では理事に再任しない方針としている。

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