モロゾフの前期、税引き益68%減に上方修正 バレンタイン通販など上振れ

20210303モロゾフ修正

 モロゾフは3日、2021年1月期の単独税引利益が前の期比68%減の3億5000万円になったようだと発表した。従来予想の2億円から上方修正し、減益幅が縮小した。百貨店のネット通販サイトや、生協の宅配といった販売チャネルでバレンタインデー向け商品の販売が想定を上回ったのが寄与した。同社はクリスマス商戦で収益が上振れたとして1月29日にも、前期の業績予想を引き上げていた。

 売上高は13%減の256億円、営業利益は55%減の7億5000万円になったようだ。従来予想は255億円、5億3000万円だった。1月のバレンタイン商戦で売上高が上振れた増収効果に加え、店舗への人員配置といった販売人件費や経費が想定を下回ったのも寄与した。

 同時に1月末の株主を対象とした期末配当金は前年同期比10円増の60円にすると発表。従来予定の40円から積み増した。前期は中間配当を実施しなかったため、年間配当も60円と40円の減配。ただ1月に収益が上振れたことから、期末配当金を増額して年間での減配幅を圧縮した。

 同社は16日に21年1月期決算を発表する予定だ。

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