神戸製鋼、子会社がロシアで「還元鉄」の製造プラント 世界最大規模で受注

20210302神戸製鋼HBI

 神戸製鋼所は2日、米子会社のミドレックス・テクノロジーズと同社のライセンス供与先である英プライメタルズの共同企業体が、ロシアの投資会社USM系の鉄鋼会社ミハイロフスキーHBIから、ミドレックスの技術を導入した「還元鉄」の製造プラントを受注したと発表した。年産208万トンと世界最大の還元鉄プラントになるが。エネルギー消費量と環境負荷を減らせるのが特徴だ。

 ミドレックスは天然ガスを還元剤として、酸化鉄である鉄鉱石から鉄(還元鉄)を取り出す技術「ミドレックス・プロセス」を持つ。通常の高炉を使った製鉄に比べてCO2排出量を抑えることができる。ただ還元鉄はそのままでは移動に適さず、ある程度の大きさにおしかためてHBI(写真中央の棒状のもの=神戸製鋼提供)にする。HBIは高級スクラップなどの代替品として電炉などで使用する。

 将来は還元剤を水素に完全移行し、CO2排出をゼロ近辺まで抑えることも視野に入れた設計にした。ミドレックスとプライメタルズは、機械・電気機器、鋼構造物、配管、ダクトなどのエンジニアリングと資材の供給、創業のトレーニングと工場運用の助言を請け負う。受注額は明らかにしていない。今回の受注に伴う神戸製鋼の21年3月期業績への影響は軽微としている。

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