日経平均株価が急落、下げ幅歴代10位 米長期金利の上昇で警戒

 26日の東京株式市場では日経平均株価が急反落した。終値は前日比1202円(3.99%)安の2万8966円1銭と、この日の安値で取引時間を終えた。日経平均株価の算出元である日本経済新聞社「日経平均プロフィル」によると、下げ幅は歴代10位という大幅安になった。

 日経平均が2万9000円の節目を下回ったのは5日以来3週間ぶり。前日の米株式相場が大幅に下落したのが売りのきっかけになり、取引開始直後からほぼ全面安の展開だった。前日の米株安は、米長期金利の指標である10年物の米国債利回りが一時1.61%台と約1年ぶりに上昇したことで、株式市場から資金が流出するとの警戒感が広がったため。海外投資家などが日本株から、いったん資金を引き上げる動きにもつながったもよう。

 日経平均の採用銘柄ではソフトバンクグループ(SBG)、ファストリ、東エレクなどが下げが目立った。

 シスメックス、アサヒHD、川重が下げ、神戸鋼、住友ゴ、アシックスが売られた。半面、アジュバン、GセブンHD、和田興産が買われた。

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