12月の兵庫県一致指数2カ月連続で上昇 基調判断は「改善している」据え置き

 兵庫県が26日に発表した2020年12月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月から2.0ポイント上昇の74.9だった。2カ月連続で改善した。自動車生産などの回復が続いたのを反映した。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断を据え置き、2カ月連続で「改善を示している」との見方を示した。

 一致指数の上昇は、企業収益率(製造業)の改善、輸入通関実績の増加、鉱工業生産指数の上昇などが寄与した。大口電力消費量の減少や有効求人倍率の低下などを補った。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比4.5ポイント上昇の101.9と、2カ月ぶりに上昇した。企業倒産件数の減少、鉱工業製品在庫率指数や生産材生産指数の低下が寄与した。着工新設住宅戸数と新車新規登録台数の減少を補った。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

広告

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告