関西エア神戸と東亜道、滑走路改修で再工事 仕様と異なる材料で・発着影響なし

20210225神戸空港滑走路

 神戸空港の運営会社である関西エアポート神戸(神戸市中央区)と東証1部上場の東亜道路工業は25日、神戸空港で実施した滑走路舗装改修工事の一部で、関西エアポート神戸が指定した仕様と異なる舗装の材料を使っていたことが分かったと発表した。当面の安全性には問題はないが、東亜道が再工事を実施するため2020年3月〜21年5月としていた工事期間が伸びる見通しになった。工期は改めて調整する。原則として工事は夜間のため、航空機の発着には影響しない。(写真は航空機が到着した神戸空港の滑走路=資料)

 工事は関西エアポート神戸が発注し、東亜道路工業が施工を担当した。東亜道路工業が工事のために仕入れたアスファルト混合物の一部に、関西エアポート神戸が示した仕様と異なる材料が使われていたという。関西エアポート神戸が指定した滑走路の密度よりも小さくなり、長期的には同社の想定よりも滑走路の劣化が早まる可能性があるため、今回工事した全エリアを対象に再工事を実施する。ただ現在の滑走路の状態でも安全性に問題はなく、数値基準上の違反もないという。

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