石光商事、1月の単独売上高3.5%減 海外事業部門は72%増

 コーヒー豆や食品を卸売りする石光商事が12日に発表した同社単独の1月の月次売上高(速報)は、前年同月比3.5%減の25億8200万円だった。2カ月連続で前年同月を下回った。都市部では新型コロナウイルスの緊急事態宣言が再発令されるなどで、外食の利用を自粛した影響が出た。外食向けの業務用食品が苦戦した食品部門は減収幅が広がり、コーヒー・飲料部門も減収だった。

 事業部門(セグメント)別では、コーヒー・飲料部門の売上高が同3.1%減の8億6500万円、食品部門は11.5%減の14億3000万円だった。日本の食品を輸出する海外事業部門は72.1%増の2億8600万円と、引き続き前年同月を上回って推移した。

 同時に開示した期初からの累計(4〜1月)単独売上高は、同社全体(単独)が前年同期比5.5%減の300億790万円になった。セグメント別ではコーヒー・飲料部門が3.7%減の94億3600万円、食品部門が10.1%減の175億800万円、海外事業部門が22.3%増の31億3300万円だった。

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