日和産の4〜12月期、純利益41%増 原料価格上昇も値上げで
- 2021/02/13
- 02:36

飼料を製造する日和産業が12日に発表した2020年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比41%増の4億2400万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて米国でバイオ燃料の需要が減った20年4〜6月期は、原料のとうもろこし価格が下落。配合飼料価格を4月と7月に値下げした。ただ、とうもろしの国際相場が出直ったことで10月に値上げし、利益を確保した。
売上高は7%減の295億円、営業利益は57%増の5億5100万円になった。飼料の出荷数量については新型コロナの影響は軽微。とうもろこしの平均価格が下落したことによる売上原価の減少に加え、上期に飼料安定基金積立金の負担額が減少したことなどが販管費の抑制につながった。事業(セグメント)別の売上高は、飼料事業が7%減の282億円、畜産事業が3%増の12億円だった。
21年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比8%増の4億円を見込む。20年12月まで上回った。
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