ノーリツの今期、最終黒字58億円 配当82%増に・構造改革一巡で採算改善

20210212ノーリツ決算

 ノーリツは12日、2021年12月期の連結最終損益が58億円の黒字(前期は30億円の赤字)になりそうだと発表した。不採算だった住設システム分野からの撤退を前期で完了。加えて希望退職の実施による社員数の減少で固定費が減少し、損益分岐点が低下するなど、採算性の改善が寄与する。海外での販売拡大にも取り組むが、減収の中でも利益は増加する見通しだ。

 年間配当金は前期比29円(82%)増の64円(うち中間32円)に引き上げる。収益性の改善を受けて、株主への利益配分を強化。新たに作成した中期経営計画に合わせて、連結配当性向50%もしくは連結純資産配当率(DOE)2%のいずれか高い額をめどにする。従来は期中の配当金と翌期の自社株買いの合計が純利益の50%を上回ることをメドとしていたが、より配当を重視する。

 売上高は2%減の1800億円、営業利益は前期比5%増の50億円になる見通し。国内では人口減少などを背景に住宅の新設が緩やかな減少を続けるとみており、厳しい環境が継続する公算だ。海外では中国での販売を立て直すと同時に、北米では足元で伸びているタンクレス給湯器などの販売拡大をめざす。

 同時に示した20年12月期の連結決算は、最終損益が30億円の赤字(前の期は15億円の黒字)だった。6億円の事業整理損失と、84億円の早期退職費用など、合計99億円の特別損失を計上したことなどが響いた。住設システム分野から撤退した影響などで、売上高は前の期に比べ12%減の1838億円、営業利益は77%増の47億円になった。

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