神戸南京町、春節祭に「新型コロナ収束祈願」で読経 ライブ配信を実施
- 2021/02/12
- 13:03
神戸市中央区の中華街「南京町」では旧暦での元日にあたる12日、春節祭の行事として開催する南京町広場での仏事をライブ動画で配信した。広場中央のあずまやに中国式の仏壇を仕立て、新型コロナウイルスの感染収束と、今年1年の無事を祈願した。真言宗の寺で、現在住職が不在の関帝廟と歴史的に交流が深い宝寿寺(神戸市中央区)の住職らが願文(がんもん)を読みあげたり、経を唱えたりした場面などを配信した(写真)。
ライブ動画では、南京町にある老舗豚まん店「老祥記」の曹祐仁専務が、中国式の仏壇の作法や由来、お供え物などについて解説。華僑が各地に建立し、神戸市中央区にもある関帝廟(かんていびょう)にあやかって仏壇をしつらえたことなどを説明した。
南京町商店街振興組合の曹英生理事長はあいさつし、「本来なら舞台を立てて獅子舞や龍舞といった中国の文化を披露するところ」と話し、今年は集客イベントを取りやめたことを説明。「来年はリアルの祭りをしたいので、ぜひみなさんも期待してほしい」と語った。さらに15箱分の爆竹と銅鑼(どら)の大きな音で、新型コロナの感染収束と1年の安全を祈願した。
ライブ動画は動画投稿サイトYouTubeの「神戸・南京町チャンネル」で繰り返し見ることができる。このほかにも12日は春節祭の実行委員長である岩田弘三ロック・フィールド会長のあいさつ、久元喜造・神戸市長と、兵庫県の城友美子・神戸県民センター長の祝辞などを掲載した。
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