シャルレの4〜12月期、最終赤字13億円 冬物販売で10〜12月は黒字化も

20210211シャルレ決算

 女性下着の訪問販売が主力のシャルレが11日に発表した2020年4〜12月期の連結決算は、最終損益が13億円の赤字(前年同期の単独は2億3000万円の黒字)だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、主力の販売経路であるホームパーティー形式の試着会が開催しにくい環境が続いた。10〜12月に限れば冬物が立ち上がる商戦期でもあり、小幅ながら黒字を計上したが、上期の不振を補えなかった。

 売上高は前年同期の単独比で15%減の106億円、営業損益は6億5500万円の赤字(前年同期の単独は4億8600万円の黒字)だった。代理店など同社製品を販売するビジネスメンバー向けには昨年5月の緊急事態宣言の解除後、ボーナス制度に加算やサンプルの無償提供などで活動の促進を促したのが、下着や衣料品の販売を下支えした。新たに連結対象にしたシャワーヘッド製造と販売の2社は順調に推移した。

 21年3月期の連結業績予想は据え置いた。最終損益は18億円の赤字(前期は7300万円の黒字)を見込む。1〜3月期は例年、訪問販売の活動が低調になりやすい。さらに緊急事態宣言の再発令も影響すると見込む。期末に前期据え置きの10円(中間なし)を配当する計画も維持した。

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