日本製麻の4〜12月期、最終黒字6300万円 マット事業の苦戦は続く

20210210日本製麻決算

 日本製麻が10日発表した2020年4〜12月の連結決算は、最終損益が6300万円の黒字(前年同期はトントン)だった。4〜6月にパスタを中心とした家庭用商品が伸びた。その後もレトルト商品などが順調に推移し、業務用食品の落ち込みを補った。ただ主力の自動車用フロアマット事業は、生産・販売を展開するタイでの需要回復が遅れ、苦戦が続いた。

 売上高は16%減の24億円、営業損益は2100万円の黒字(前年同期は400万円の赤字)になった。事業分野(セグメント)別の売上高は、黄麻商品や包装資材などの産業資材事業が14%減の4億7600万円、マット事業が33%減の9億2700万円、パスタなど食品事業が9%増の10億円だった。マット事業の収支(営業損益)は8500万円の赤字(前年同期は5600万円の赤字)になった。

 21年3月期の連結業績予想は据え置いた。最終損益は3700万円の黒字(前期は1000万円の赤字)を見込む。3期ぶりの最終黒字を確保する見通しだが、黒字幅は4~12月期よりも縮小する見通しだ。需要の回復が遅れているマット事業で、21年1〜3月期も損失を計上するためという。

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