住友ゴム、タイヤの摩耗もタイヤが検知 「センシングコア」に新機能を追加

20210210住友ゴムのセンシングコア

 住友ゴム工業は9日、タイヤの回転を分析してタイヤや路面の状態を検知する新技術「センシングコア」の新機能として、これまで開発を進めていたタイヤの摩耗の検知技術を確立したと発表した。タイヤの回転情報、エンジンの情報に、タイヤの接地面の剛性(変形しにくさ)の情報を追加し、独自のアルゴリズム(計算式)でタイヤの摩耗状態をリアルタイムで把握できるようにした。(図はイメージ=住友ゴム提供)

 新技術「センシングコア」は2017年5月に発表。もとはタイヤの回転を分析してタイヤ空気圧の低下を検知する技術として開発されたが、アルゴリズムの開発でタイヤ荷重や路面状態も検知できる技術として確立した。タイヤ自身がセンサーの役割をにない、新たなセンサーなどを取り付ける必要がないのが特徴だ。車載通信機などで情報を車外と共有したり、クラウド上で集中管理することもできる。

 加えて同技術を活用したサービスの計画も発表。今期から車載通信を活用した、空気圧管理サービスを国内から順次開始。顧客の安全な走行を支援する。2023年には第2弾として空気圧とタイヤの摩耗を管理するサービスを始め、タイヤの最適な交換時期を提示。顧客のコストダウンも支援する考えだ。さらに25年ごろにはセンシングコアで検知できる情報をフル活用したサービスを他社と連携して開発、提供する方針という。

 センシングコアで検知できる情報はあつかい方によって、多様なサービスにつながる可能性がある。なかでも路面状態は自動運転のために役立つ情報の1つとされ、車載通信機器を活用して他の自動車と共有することなども期待されている。住友ゴムは自動車メーカーなど他社とともに、新たなサービス開発に向けて研究開発を継続する方針という。2020年12月期決算に合わせて発表した。

 このほか住友ゴムは、2050年までに工場から排出する二酸化炭素(CO2)を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」をめざす方針も合わせて発表。3月26日に開催を予定する株主総会で、社外取締役に元財務省の其田真理氏(61)が就任することも開示した。同社としては初の女性取締役になる

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