ヒラキの4〜12月期、純利益68%増 通販の伸び継続で採算向上

20210206ヒラキ決算

 ヒラキが発表した2020年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比68%増の5億5600万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「巣ごもり消費」を背景に通販が伸びたのが寄与した。来店客数の減少による店舗販売の落ち込みを、採算性が高い通信販売で補ったことで、売上高は前年同期並みながら利益は大幅に伸びた。

 売上高は微増の121億円、営業利益は74%増の8億2600万円になった。自宅で過ごす時間が長くなったことで、靴の販売が伸び悩んだのも、店舗販売の逆風になった。一方、店舗では食品が伸びたほか、店舗、通販ともに衣料、インテリア、雑貨の販売が伸びて利益を押し上げた。通販は自主企画(PB)品が多いのも採算改善につながった。

 21年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比30%増の4億2000万円を見込む。すでに20年12月までで上回っているが、兵庫県も対象に新型コロナの緊急事態宣言が再発令されたうえ、例年1〜3月期は通販が伸びにくい時期であることから、業績予想を据え置いて様子をみるという。売上高は4%増の165億円になる見通し。20年12月までの進捗率は74%になった。

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