シスメックス、新型コロナ重症化リスク判定の検査キットで保険適用

 シスメックスは4日、新型コロナウイルスの陽性患者が重症化するか判定するのを補助する検査キットで、保険適用を受けたと発表した。保険点数は340点だ。患者から採取した血清中にある「インターフェロン・ラムダ3」と呼ばれる種類のタンパク質を測定する。すでに大学の研究室や大病院などに普及している検査装置を利用して測定できるのが特徴だ。今後は保険診療の中で、同検査を利用できる。保険適用は3日付。

 「インターフェロン・ラムダ3」が重症化の数日前に血液中の濃度が高まることが判明したのを利用。シスメックスの全自動免疫測定装置「HISCL-5000」または「HISCL-800」と、今回保険適用を受けた検査キットを使って検出する。HISCLシリーズはすで医療機関の間などに普及しており、多くの医療機関で迅速に導入できるとみられる。HISCL-5000では、1時間に200件と高速で測定できる。製造販売承認は12月22日付で取得していた。

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