川重が4日ぶり反落 好材料の出尽くし感、今期予想を上方修正も

20191231神戸株ワッペン

終値 2338円 -6円(-0.26%)

 4日の東京株式市場では川崎重工業(7012)が4営業日ぶりに反落した。後場には一時前日比31円安の2313円まで下落する場面があった。同社は東証昼休み時間中の午前11時半に、2021年3月期の業績予想を上方修正。連結最終損益は250億円の赤字(前期は186億円の黒字)になりそうだと発表した。従来予想である270億円の赤字から上方修正し、赤字幅が縮小。ただ足元で上方修正期待が買われていただけに、短期的な材料出尽くし感から利益確定の売りが優勢になった。

 北米でオフロード向けのオートバイが想定以上に伸びているという。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、米国では自転車やオートバイの人気が高まっており、川重車の需要も伸びた。一方で、21年3月期の連結最終損益は、市場予想の平均が220億円程度の赤字見通しとあって、新たな会社予想は市場予想よりもやや弱い印象との声もある。今回、川重は3月期末までに構造改革などで費用が新たに発生する可能性が残るとして、その分を織り込んだ最終赤字見通しを示したという。

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