アシックスの前期、最終赤字160億円に上方修正 欧州販売が想定上回る

20210202アシックス

 アシックスは1日、2020年12月期の連結最終損益が160億円の赤字(前の期は70億円の黒字)になったようだと発表した。従来予想の170億円から上方修正し、赤字幅が縮小した。欧州を中心にランニングシューズが好調で、販売が想定を上回った増収効果が表れた。全社的に販管費削減に取り組んだのも寄与したという。

 売上高は前の期に比べ14%減の3250億円、営業損益は40億円の赤字(前の期は106億円の黒字)になった。従来予想は3200億円、60億円の赤字だった。欧州を中心としたランニングシューズの好調は、一部地域で受けた新型コロナウイルスの感染再拡大による逆風の影響を上回るという。アシックスは12日に20年12月期決算を発表する予定だ。

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