アサヒHD、今期純利益2.5倍に上方修正 貴金属相場の上昇で・配当も増額

20210130アサヒHD決算修正

 アサヒホールディングスは29日、2021年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比2.5倍の250億円になりそうだと発表した。従来予想の140億円から上方修正し、過去最高益を更新する見通しだ。貴金属価格が想定を上回って推移したことで、リサイクルした金やパラジウムの販売価格が想定よりも上昇したのを織り込む。連結納税の導入とグループ組織再編に伴い、繰り延べ税金資産を計上するのも純利益を82億円押し上げる。

 営業利益は33%増の240億円を見込む。従来予想は210億円だった。北米の貴金属製錬分野でも、製品加工・販売や金融取引が増加し、営業利益を押し上げる見通しになった。ただ、売上収益は前期比22%増の1650億円になる見通しを維持した。貴金属分野が伸びる一方で、産業廃棄物の回収量は総じて減少しているという。

 3月末の株主を対象にする期末配当金は前年同期比20円増配の90円と、従来計画の80円から10円を積み増す。年間では前期比40円の増配になる。同社は純利益のおよそ半分を配当に回す方針。今期予想の上方修正を受けて、配当額を見直した。

 同時に発表した20年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比87%増の119億円だった。貴金属の国際相場が上昇した恩恵を受けた。価格上昇を受けて回収量も増えた。売上収益は21%増の1200億円、営業利益は41%増の172億円だった。

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