トーカロ、今期純利益18%増に上方修正 半導体分野が好調・年30円配に増額

20210130トーカロ決算修正

 表面処理加工のトーカロは29日、連結純利益が前期比18%増の52億円になりそうだと発表した。従来予想であるほぼ前期並みの44億円から上方修正し、増益見通しになった。世界的な半導体需要の増加を背景に、半導体製造装置の部品向け溶射加工が想定以上に推移しているのを織り込む。20年4〜9月に収益が落ち込んだ半導体以外の分野も戻りつつあるという。今期2回目の純利益の上方修正だ。

 売上高は1%減の382億円、営業利益は22%増の80億円を見込む。従来予想は370億円、66億円だった。テレワークの普及によるパソコンやサーバーの需要に加え、高速通信規格「5G」に関連する需要で半導体メーカーの設備投資が活発だった。上期に自動車や建設機械の需要減を受けて、切削工具向けの処理加工などが大幅に落ち込んだことなどを乗り越えて、増益を確保する。

 加えて期末配当金を前年同期比5円増配の17円50銭にすることも発表。従来は12円50銭配を予定していた。年間配当は30円と、19年3月期並みを回復する。同社は純利益の3分の1を配当金の下限の目安にしている。従来計画(年25円)ではこれを下回ることから、配当金の積み増しが必要と判断した。

 同時に発表した2020年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比24%増の41億円だった。半導体製造装置の部品向け加工など、半導体関連が好調だった。売上高は2%増の291億円、営業利益は23%増の63億円だった。


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