石原ケミカルの今期、純利益一転19%増に パソコン・サーバー需要が下支え

20210129石原ケミ決算修正

 ハンダめっき液大手の石原ケミカルは29日、2021年3月期の連結純利益が前期比19%増の12億円になりそうだと発表した。従来予想である8%減の9億7000万円から一転の増益予想になった。業績予想に織り込んでいなかった、持ち合い解消に伴う株式売却益2億4800万円を特別利益に計上するのが寄与する。テレワークの普及などを背景としたパソコンやサーバーの需要拡大を背景に、採算の良い金属表面処理剤が堅調に推移したのも収益を下支えした。

 売上高は2%減の164億円、営業利益は3%減の14億円になる見込みだ。従来予想は170億円、12億円だった。売上高は新型コロナウイルスの感染拡大を受けた鉄鋼の生産減を受けて、工業薬品の販売が低調に推移したのが響く。一方で営業利益は、金属表面処理剤に加え、前回の緊急事態宣言が発令された昨年4〜5月に冷え込んだ、自動車向けのエアコン洗浄剤の回復が続いており利益は従来の想定を上回る。

 同時に発表した20年4〜12月期の連結決算は、純利益が前期比28%増の10億円だった。前期中に買収した装飾めっき子会社の寄与もあり、金属表面処理剤が好調だった。売上高は1%減の123億円、営業利益は4%増の10億円だった。


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