川重と日立造、トンネル掘削機「シールド」で新会社 折半出資で10月にも

 川崎重工業と日立造船は27日、トンネルの掘削に使う大型の機械「シールドマシン」の新会社を設立することで基本合意したと発表した。シールドマシンの製造は両社に残すが、それ以外の営業や資材調達などを含むエンジニアリング業務を共同で進める。本社は関西、営業拠点を東京に置く。詳細は同日付で設置した準備委員会を中心に、10月の新会社設立に向け協議する。

 川重は1957年、日立造は1967年にシールドマシン事業に参入。最近では両者とも国内の鉄道、地下鉄、道路、下水道などのトンネル工事向けにシールドマシンを販売してきた。だが国内では大規模インフラ整備の一巡で市場の大きな伸びは見込みにくい。一方で、インドや東南アジアではインフラ整備で継続的な需要が見込まれる。新会社では両社のノウハウを持ち寄り、海外事業を強化する。

 シールドマシンはトンネルを掘り進むと同時に、トンネルの壁面を作って崩れないようにする大型の機械だ。多くはトンネルの断面に合わせて製造し、掘る場所の地質などでも仕様を変えるオーダーメード。工事終了後はトンネル脇に埋め込まれるなどが多く、再利用されるケースはまれだ。これまで川重は1400機以上、日立造は1300機以上の納入実績があるという。


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