久元神戸市長「藻場の造成、魅力あるテーマ」 CO2の水中貯留でセミナー

20210126ブルーカーボン

 神戸市は26日、二酸化炭素(CO2)を海底など水中の生態系に留め置くことで地球温暖化の防止につなげる「ブルーカーボン」の推進について考えるセミナー「ブルーカーボンフォーラム in 神戸」を開催した。主催者としてあいさつした久元喜造神戸市長(写真)は、海底にCO2を貯留するのに必要とされる「海域における藻場の造成はたいへん魅力のあるテーマ」と指摘。大阪湾全体の取り組みに広がることに期待を示した。さらに神戸市としては、「ブルーカーボンの視点を取り入れて、ため池の再生にもつなげたい」とも話していた。

 セミナーでは国交省港湾局の松良精三・海洋・環境課長が国の取り組みについて説明。ブルーカーボンの取り組みを排出権取引につなげ、NPOや市民団体などが活動資金を得ることができれば、一段と活動が加速するといった展望も示し、「国としても、しっかりと取り組みを進めたい」と強調していた。このほかジャパンブルーエコノミー技術研究組合の桑江朝比呂理事長が技術的な側面から、徳島大学環境防災研究センターの中西敬客員教授は水産業からの視点で、それぞれブルーカーボンの展望について講演した。

 須磨海浜水族園の前園長である「須磨里海の会」の吉田裕之氏(アクアメント取締役)は、須磨海岸の海底環境改善に向けた取り組みについて報告した。神戸市からは岡山裕司・企画行政局部長とルクチュ・レオ国際渉外専門官が、同市での取り組みを紹介。兵庫運河に干潟を開設したことに加え、沿岸の藻場について調査、淡水域での取り組み、住民参画に向けた海外での事例などを説明した。

 神戸市役所の会議室を会場に開催。会場には講師など関係者のみ集まり、聴講者に向けてライブ動画を配信した。松良氏と桑江氏は、テレビ会議システムを通じて参加した。

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