アジュバン、今期純利益1億円に下方修正 新型コロナで新製品が浸透せず

20210122アジュバン決算修正

 ヘアケア・スキンケア製品を製造販売するアジュバンコスメジャパンは22日、2021年3月期の連結最終損益が1億200万円の黒字(前期は2億2700万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想である3億3800万円の黒字から下方修正し、黒字幅が縮小する。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて十分な説明会ができず、10月1日に発売したヘアケア分野の新製品「KASUI(カスイ)」が顧客に浸透しておらず、販売が想定を下回って推移するのが響く。

 売上高は前期比5%増の49億円、営業損益は2億800万円の黒字を見込む。従来予想は59億円、6億100万円だった。新型コロナの緊急事態宣言などを受けて、営業担当者が美容院などのサロンを直接訪れにくい環境も逆風。既存製品は20年7〜9月期と同程度の販売になる見通しと、21年1〜3月の見通しを引き下げたのも下方修正の要因という。売上高の下振れを、出張旅費・宿泊費などの費用減では補いきれない見通しだ。同社が売上高予想を下方修正するのは今期2度目。

 合わせてアジュバンコスメジャパンは2023年3月期の売上高目標100億円などを掲げた中期経営界けくを取り下げた。松井健二社長は22日付で社長を辞任した。後任として創業者である中村豊会長が社長を兼務する。一方で、今期の期末配当金は24円にする計画を維持した。同社は最終赤字を計上した21年3月期も年24円配(中間なし)を維持していた。

 同時に発表した20年4〜12月期連結決算は、最終損益が1億400万円の黒字(前年同期は8500万円の赤字)だった。キャンペーン制度の変更に関連した需要減などの伴う損失などが一巡。スキンケア製品の販売減を、KASUIを発売したヘアケア製品の伸びで補った。売上高は前年同期比4%増の37億円、営業損益は2億5400万円の黒字(前年同期は8000万円の赤字)だった。

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