ビオフェルの4〜12月期、税引き益21%減 外出自粛などで販売低調
- 2021/01/21
- 17:05
整腸剤を製造するビオフェルミン製薬が21日に発表した2020年4〜12月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比21%減の15億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大で、消費者が外出を自粛したことから、ドラッグストアや薬局で主力の「新ビオフェルミンS」の販売が低調だった。新型コロナによる診療控えもあり医療用医薬品も伸びず、減収の影響が減益に表れた。
売上高は13%減の81億円、営業利益は23%減の21億円になった。製品の分野別の売上高は、一般用製品が19%減の52億円、医療用医薬品が1%減の26億円、食品原料は2%増の2億3000万円だった。一方、販管費は6%減の28億円だった。前年同期は競合品の発売があったため、宣伝広告費を手厚く投入した反動で減少した。
21年3月期の連結業績予想は据え置いた。税引き利益は前期比30%減の15億円になる見通しだ。4〜12月期で15億円と既に到達しているが、期末にかけて広告出稿を増やす予定で支出が増える見込みという。年間配当金を60円(うち中間30円)とする計画も維持した。
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