井戸兵庫知事「防災庁の創設に向け提案進める」 1.17のつどいで

20210117井戸知事

 兵庫県の井戸敏三知事は17日昼に開催した「ひょうご安全の日1.17のつどい」で、主催者を代表してあいさつし、「事前の備えから復旧復興まで一連の災害対策を担う専門機関『防災庁』の創設に向けた提案などを進める」と述べ、阪神淡路大震災の被災自治体として防災の専門機関の重要性を改めて強調した。井戸氏は「迫り来る南海トラフや首都直下地震など、国難となりうる巨大災害への備えも強化しなくてはならない」と指摘した。

 兵庫県の対応について井戸氏は「建物の耐震化や、防潮堤、治山ダム、砂防えん堤の整備、河川改修など、しなやかで粘り強い社会基盤整備を進めている」と説明。さらに、「津波一斉避難訓練や避難行動要支援者の個別新計画の作成支援、自主防災組織等の地域防災力の向上、感染症に対応した避難所の確保など、複合災害への備えに力を注いでいる」と述べた。そのうえで「こうしたソフト・ハード両面からの取り組みを継続していくことが重要」と話していた。

 井戸氏はかねて防災の専門機関である防災庁の設立と、兵庫県への誘致を主張していた。国の防災専門機関をめぐっては、全国自治体の61.4%が「防災省」が必要と考えている、と全国の1516自治体にアンケート調査した共同通信が10日に報じていた。

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