神戸市が市歌を告示、2曲目に「しあわせ運べるように」 震災の経験を継承
- 2021/01/17
- 09:56
神戸市は17日付で市歌を告示した。これまで市歌として歌われてきた「朝雲あがれり」と歌い出す「神戸市歌」に加え、阪神淡路大震災の復興とともに小学校を中心に歌い継がれてきた「しあわせ運べるように」の2曲を市歌として定めた。「神戸市歌」が作られたのは1951年だが、条例などで定めたり、議会で議決したりといった規則がなかったことから、告示で市歌を定めたことを改めて示した。
2曲目の「しあわせ運べるように」は神戸市内の小学校で教員を務める臼井真さんが作詞作曲した。1995年1月17日に阪神淡路大震災が発生してから約2週間後に、当時の気持ちを曲に託したという。さまざまな場面で歌い継がれ、広く住民に浸透しているうえ、震災の経験や教訓を次の世代に引き継ぐうえでもふさわしいとして、2番目の市歌として定めることを決めた。
神戸市は告示を示す書類を神戸市役所前の掲示板に貼り出した(写真)。このほか神戸市公報にも告示事項として掲載する。
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