神戸港の輸出入総額、前年比5.3%増 アジア向けの輸出入が好調・4月

20170522貿易統計グラフ

 神戸税関が22日に発表した4月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入の総額は前年同月比5.3%増の7194億円と、3カ月連続で前年同月を上回った。対アジアの輸出入が引き続き好調だったうえ、欧州連合(EU)からの輸入が4月としては過去最高を記録した。資源価格の回復期待などを背景に、新興国の建設機械や鉱山機械の需要も増えた。

 輸出額は前年同月比1.4%増の4531億円だった。建設用・鉱山用機械が16.8%増の295億円と4月としては過去最高の輸出額になった。加えてタイやインドネシア向けの非鉄金属、米国向けの電池などが過去最高の輸出額を記録した。半面、中国向けの科学光学機器や重電機器などの現象が目立った。

 輸入額は11.6%増の2663億円。イタリア、リトアニア、ポーランドなどからのタバコが175億円と前年同月に比べ69%増えた。スウェーデンからの医薬品も増えて119億円と、月間では過去最高を記録した。このほか非鉄金属や有機化合物などの輸入も増加が目立った。

 月間の平均為替レートは1ドル=110円92銭と、前年同月の111円23銭に比べ31銭(0.3%=IMF方式)の円高・ドル安だった。

 輸出額と輸入額を差し引きすると、神戸港での輸出超過額は1867億円だった。神戸港の輸出入総額が全国に占める割合(国内シェア)は5.9%と、前月比で0.1ポイント上昇した。

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