井戸兵庫知事「最後のメモリアルウォーク中止で残念」 17日に感染対策で

20210113井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は13日の定例記者会見で、阪神淡路大震災が発生して26年になる17日を前に、震災の経験を「日本国内だけでなく世界的な災害対策を広げていきたい、そういう役割をはたしていきたい」と述べた。そのうえで、「知事としては最後のメモリアルウォークだったので気合いを入れて歩こうと思っていたが、中止せざるを得なくなって大変残念だ」と語った。兵庫県は例年実施している「1.17ひょうごメモリアルウォーク」を中止すると12日に発表していた。

 1.17ひょうごメモリアルウォークは、災害時の出勤や帰宅困難者の徒歩訓練を目的に実施。ゴールになるHAT神戸のなぎさ公園で開催する「1.17のつどい」への参加も促す行事。各コースから集まる人の波で、ゴール付近の交差点は信号が赤になるごとに人が密集するとして、今年は開催を見送った。

 知事退任後も歩くのか、との記者の質問には「10キロほどだから歩いてもたいしたことはない、と言えるような健康を持続していきたい」と話していた。

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