トーホーストアで淡路屋「駅弁ご飯シリーズ」 価格に値ごろ感・コラボ第2弾
- 2021/01/13
- 00:20
トーホー傘下で兵庫県南部に食品スーパーを展開するトーホーストアは12日、駅弁を製造販売する淡路屋(神戸市東灘区)と共同で開発した「駅弁ご飯シリーズ」5種類を発売した。山陽新幹線の新神戸駅などで販売する「肉めし」「ひっぱりだこ飯」といった人気の駅弁を製造する淡路屋が、強みの1つである「ご飯」を手ごろな価格で提供する。2020年8月に共同で開発した4種類のオリジナル弁当を販売したのに続き、トーホーストアと淡路屋のコラボレーション第2弾だ。
発売した「駅弁ご飯シリーズ」は、たこめし(写真上左=トーホー提供)、とりめし(上中)、すきやきめし(上右)、たいめし(下左)、かにめし(下右)の5種類だ。いずれも税込み410円と、ワンコインでお釣りがくる。総菜類など、おかずと組み合わせて購入することで、自宅での食事を豊かにいろどることができる。毎週火曜日と土曜日の週2回、トーホーストアの一部店舗を除く35店舗で販売する。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出の自粛を受け、駅で弁当を買う人が減った半面、自宅近くのスーパーで買い物をする人は増えている。淡路屋にとっては新たな販路、トーホーストアにとっては品ぞろえ拡充になるとみて両者の共同開発が始まった。昨年8月に販売した4種類の弁当は、税込み734円で販売。当初の想定を2割上回る数量を販売と、好評だったのが今回につながった。淡路屋の強みである「ご飯」を独立させることで、値ごろ感のある価格にできた。
トーホーストアと淡路屋は、今後も弁当の定期的なリニューアルや総菜の共同開発などを計画。新たな客層の開拓などにもつなげたい考えだ。
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