ノーリツ、外出先からも入浴状況をスマホで見守り 浴室から応答の新機能も

20210112ノーリツ見守り給湯器

 ノーリツは、スマートフォン(スマホ)を使って外出先からでも入浴状況の見守り機能が使える給湯器とリモコンを、3月1日に発売すると発表した。設定した時間よりも長く浴槽に入ったままの状態をセンサーが察知すると、家族のスマホに通知する。家族が外出先から呼びかけると、入浴者はリモコンのボタンを押して応答する(イメージ図=ノーリツ提供)。足元で増加傾向にある高齢者の入浴事故防止をねらう。

 従来品と同様に赤外線センサーと浴槽の水位から入浴の状態を検知する。これまでは検知した結果を、リモコンと同じ自宅の無線LANに接続中のスマホに対して通知するだけだった。だが新製品では、インターネットを通じて外出先にあるスマホでも入浴の状態を表示。さらに浴室内に発信音で呼びかけることができる。

 スマホを操作すると浴室内のリモコンから「アプリから呼びかけがありました」との音声が流れる。入浴者はその時に点滅中のランプを押せば、特に事故などなく入浴中であることを示せる形だ。もし応答がなければ、風呂場にかけつけるきっかけになり、仮に異変が起きても早めに対応できる可能性が高まる。

 浴室への呼びかけや、外出先からの確認をできるようにしてほしい、といった利用者の要望が多かったことから新機能を開発した。新機能を利用するには、高効率ガスふろ給湯器「GT-C2462シリーズ」と、無線LAN対応給湯器リモコン「RC-G001EW-2」をセットで使う必要がある。スマホにはノーリツの「わかすアプリ」を導入する。

 停電時でもガスと水道が開通していれば、カセットボンベを使用するホンダの小型発電機「EU9iGB(エネポ)」を電源にお湯をわかすことができる。希望小売り価格は、給湯器の屋外壁掛け形が税別42万6000円、同屋外据え置き型が43万7000円(いずれもUV除菌機能などが付いたプレミアム仕様)など。無線LAN対応リモコンは4万6800円とした。

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