大阪・京都・兵庫の3知事が緊急事態宣言の要請を最終確認 テレビ会議を実施
- 2021/01/09
- 11:10
大阪府の吉村洋文知事、京都府の西脇隆俊知事、兵庫県の井戸敏三知事は9日午前にテレビ会議を開催し、3府県を対象とした緊急事態宣言を政府に求めることを確認した(写真、左に井戸知事)。3府県の知事は足元の感染者数が急増し、連日で過去最高を更新する現状に加え、医療にひっ迫感が出始めていることなどを改めて互いに報告。感染リスクが高い場面とされる、飲食店への営業時間短縮を要請することなどの意義も改めて確認した。
3府県はそれぞれ、8日に開催した各府県の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、3府県でそろって国に緊急事態宣言を求めることを決めていた。国への要請の内容などについて吉村知事が改めて西脇、井戸両知事に発言を促すと、西脇氏は緊急事態宣言に伴って実施する経済活動の規制といった「緊急事態措置の対象は柔軟にできるよう国と調整すべき」と指摘。井戸知事も「兵庫の場合は日本海側も淡路もあり、一律に規制するのは『オーバー規制』につながる」と述べ、地域の実情に応じた対応ができるようにすべきと主張した。
吉村氏は西脇氏と井戸氏の発言を「できるだけ対処の中身はそろえられればと思うが、難しければそれぞれのやり方で」と引き取った。3知事は同日午後2時からテレビ会議を開き、西村康稔経済財政・再生相に緊急事態宣言を要請する。
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