井戸兵庫知事「コロナ対策もともと科学的でない」 「納得」の重要性を指摘

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 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は8日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する目的で、飲食店に営業時間の短縮を要請することを決めた背景に関連して「コロナ対策は、もともと科学的な分析に基づいた対策でない」と指摘した。「専門家のみなさんも、要は接触を避ければいいとおっしゃるだけで、そんなものは当たり前の話」という。だが「県民のみなさんに納得していただける状況で、(接触を回避する方策を)お願いをしていくことが重要」と述べ、感染防止を目的とした、経済活動を制限するタイミングの難しさをにじませた。

 そうしたなかで、新規の感染者数が「4日連続で200を超え、3日連続で過去最高を更新するという状況が生じている」のが現状だ。「しかも濃厚接触者以外の感染者が増えてきて、(感染者の属性は)会社員や大学生が多いということなどを勘案すると、飲食の場での感染という可能性が高い」と指摘。さらに「京都も大阪も踏み切っているという実情を踏まえた」のが、ここにきて兵庫県が飲食店に時短要請を始める理由だと説明した。ここ数日の感染者数の急拡大で、政策判断の材料が大きく変化したというわけだ。

 昨年4〜5月には緊急事態宣言を受けて、飲食・娯楽の幅広い分野に休業を要請。井戸氏は「パチンコ店にも(休業を)お願いして、4店ほど協力を得られなくて、氏名の公表までしたが、パチンコ店から陽性者が出たかというと、出ていない」と振り返った。「そうした『実績』もよく踏まえておく必要がある」とも強調。一方で経済活動の抑制には慎重さが必要だとも、改めて指摘した形だ。

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