兵庫県、飲食店の時間短縮要請を検討へ 緊急事態宣言の要請も議論

20210107井戸兵庫知事

 兵庫県は8日午後に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、飲食店に営業時間短縮を要請するか検討する。兵庫県ではこれまで、地域的にクラスター(感染者集団)が発生していないことなどから、飲食店の時短要請は必要ないと判断していた。だが新規の感染者数が高止まりしているほか、足元では飲食店での感染とみられるケースが増えていることなどから、大阪府や京都府と同様の時短要請が必要になるか改めて検討する。さらに大阪府、京都府と協議したうえで、3府県を対象にした緊急事態宣言を政府に要請するかについても議論する方針だ。7日夕方に兵庫県の井戸敏三知事が記者らの取材に応じて明らかにした(写真)。

 兵庫県内では7日、新たに284人と過去最高の新型コロナウイルスへの感染者が確認された。5日は219人、6日は248人と連日で200人を超す高水準の感染者が判明。このため井戸知事は、「県民のみなさんに、もっと強いメッセージを発して、ご協力をいただかないといけない状況になってきているのではないか」と語った。飲食店への時短要請は、緊急事態宣言を要請する前に、先行して実施する可能性もあるという。

 時短要請が遅かったのでは、との記者の質問には「大阪は11月から(時短を)されているが、こういう状況なので、遅かったということではない」との見方を示した。そのうえで、「どれだけ効果があるのかと聞かれると、そちらのほうが『効果を期待します』というしかない」述べた。さらに「県民1人1人の行動自粛について、自覚をしたうえで協力していただきたい」と語った。

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