住友ゴム、京大と制振ダンパーの共同研究 高減衰ゴムを新開発で

20201223高減衰ゴム

 住友ゴム工業は、新たに開発した高減衰ゴムを使った高層ビル向け制振ダンパー(イメージ図=住友ゴム提供)について、京都大学と共同研究することで合意したと発表した。住友ゴムは、これまでも建物の構造安全性を研究する京都大の竹脇・藤田研究室と制振ダンパーについて共同で研究してきた。今回は、従来のゴムに比べエネルギーの吸収量が約42%向上した、新開発の高減衰ゴムを使用する。

 住友ゴムはハリマ化成グループと協力し、マツヤニを原料とした「ロジン樹脂」を原料に配合することで、高減衰ゴムの開発を進めてきた。制振ダンパーは、振動や揺れを熱に変換してエネルギーを吸収する仕組み。この性能を高めるにはロジン樹脂が寄与することが知られていたが、シリカ(二酸化ケイ素)との相互作用を高めた「特殊変性ロジン」を配合することで、新たな高減衰ゴムを開発。現在、特許出願中だ。

 京都大との研究では、地震や風揺れに対する振動低減・抑制効果を解析する。新たなゴムを使った制振ダンパーの場合、ビルを建設する際に制振ダンパーをどう配置すれば最も効果的か、なども含めて明らかにしたい考えという。2021年以降の商品化をめざす。

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