名谷駅前、駅ビル拡充や保育施設2カ所など計画追加 郊外居住地の新モデルに

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 神戸市は22日、神戸市営地下鉄名谷駅(神戸市須磨区)の周辺を活性化する計画を拡充すると発表した。名谷駅ビルのリニューアルに合わせビル北側に新たなビルを新築、複数の保育施設も建設する。さらに須磨区役所の北須磨支所が入居する、7階建て程度のビルなども新築。2019年12月に発表した名谷駅前の活性化プランに加え、子育て世代に便利な施設を充実させることで、「ゆとりある郊外型居住エリア」の新たなモデルをめざす。一連の事業完了は25年ごろになる見通し。

 名谷駅は、1967年(昭和42年)に入居が始まった須磨ニュータウン(神戸市須磨区)の中心になる駅だ。今後5年程度で駅に近い地域の高度利用によって約600戸、1500人の住宅を建設することが決まっている。19年12月に神戸市は商業施設「須磨パティオ」のリニューアルや図書館の新設を発表。名谷図書館は21年3月24日に開業する。19年12月には旧神戸市立名谷あおぞら幼稚園の建物を活用した職住近接をめざした業務請け負い拠点「神戸名谷ワークラボAOZORA」もオープンしていた。

 22日の定例記者会見で久元喜造市長は、「名谷は高齢化が進んでおり、子育て世代、若い世代をいかに呼び込むかが重要」と改めて強調。北須磨支所が入居するビル(図①)のほか、新たな集客施設(図⑥)を計画した場所では、昨年の計画段階では住宅の建設するとしていたが、商業エリアなど都市機能を充実させることで地域の魅力を高め、周辺の人口増に波及させたい考えだ。北須磨支所が入居するビルの新設では、乳幼児健診の場所が広く取れたり、子育て相談窓口を隣接させたりといった、子育てに関する機能強化が期待できるという。

 神戸市は同日、西神住宅団地と名谷団地を対象に実施した集合住宅供給に関するサウンディング(対話)型市場調査の結果を発表。北須磨支所のビル建設予定地については「地形から土地の造成費が多くかかる」「賃貸住宅の供給は難しい」といった意見を得ていた。一方、住宅建設の計画に保育施設を追加した名谷西臨時駐車場(図で右側の②)では、「神戸市が想定する150戸を上回る住宅が供給できる」といった意見を、住宅開発などの民間企業から得ていた。

 今回新たに追加した計画は以下の通り。①北須磨支所ビルの建設(24年利用開始)②保育施設の新設(名谷駅南東は21年4月、名谷西臨時駐車場は25年ごろ開園)③駅北ビルの新築と駅前ロータリー利便性向上(23年度利用開始)④須磨パティオなど商業・業務機能の強化(随時)⑤駅前広場の多用途活用(20年度中にも社会実験開始)⑥新たな集客施設の誘致(利用開始は25年度以降か)⑦北須磨文化センターリニューアル(24年利用開始)。(丸数字は図中の数字に対応、図は神戸市提供)

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