川重、再生エネ由来の水素供給網を事業化検討 岩谷産・豪社と覚書

 川崎重工業は14日、岩谷産業とオーストラリアの鉄鉱石採掘大手であるフォーテスキュー・メタルズ・グループと再生エネルギーを由来とする液化水素サプライチェーン(供給網)の事業化に向けた検討に入ることで、覚書を結んだと発表した。豪州をはじめとする世界各地で、風力などの再生可能エネルギーで発電した電気で水素を製造。これを液化して、液化水素運搬船で日本に輸入する。2025年ごろの事業化をめざす。

 水素の液化や運搬、貯蔵、水素発電など幅広い分野で水素に関する技術を持つ川重と、水素に関する投資を増やしている豪フォーテスキュー、すでに国内で水素の取り扱いが豊富な岩谷産の3社で方針が一致したという。日本に輸入した水素は、日本国内で供給・配送するまでの一連の液化水素サプライチェーンの事業化までめざす方針だ。具体的な方法や発電の場所・規模などは、今後検討する。

 川重と岩谷産などは、これまで利用されていなかったオーストラリアの「褐炭」と呼ばれる低品質の石炭から水素を製造し、船で日本に輸送する実証実験を年度内にも始める予定だ。これとは別に、化石燃料を一切使わずに水素を作り出す方式での水素供給網を構築することで、さらに持続開発目標(SDGs)の達成に接近できると判断した。

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