久元神戸市長「駐輪場は十分でない」 三宮は地下に、指定管理者の市内統一検討
- 2020/12/12
- 18:50
神戸市の久元喜造市長(写真中央)は12日午後に開いた「ネットモニターとの対話フォーラム」で、「駅前の駐輪場は神戸市の責任で整備しているが、正直、いまの駐輪場は十分でない」との見解を述べた。中央区の三宮周辺やJR神戸駅付近などは「まだまだ足りない」とみている。三宮は再開発に合わせて「相当大規模な地下の駐輪場を作ることも含めて、検討を進めたい」と話した。
現在の規模に加えて、久元市長は駐輪場に関するサービスも不十分だという。未就学児がいる世帯は大人2人まで神戸市立の駐輪場が半額になる制度も導入したが「ちょっと中途半端な気がしていて、何かいいことはできないかと思っている」と述べた。
さらに「現状では駐輪場ごとに指定管理者がバラバラなのが非常に不便だ」との見方も語る。「これは決めたわけではない」と断ったうえで、「市内の駐輪場をすべて1つの民間事業者に責任を持ってやってもらって、有料の駐輪場の場合は電話やメールなどで、スマホ(スマートフォン)から簡単に予約ができるようにするなど、改善すべき点は多いと思う」と話した。久元氏は駐輪場に関するネットモニターの意見に答えて述べた。
ネットモニターは神戸市の施策について、ネットを通じた神戸市のアンケートなどに応じると登録した住民。定期的に開催している「市長との対話フォーラム」は新型コロナウイルス対策のため参加人数を減らし、希望者の中から抽選で選ばれた14人が参加した。今年度は6月、8月にテレビ会議システムを使ったネットモニターとの対話フォーラムを開催。神戸市が一般向けに開いた久元氏との対面での対話集会としては、昨年12月14日に「大学生との対話フォーラム」を開催して以来ほぼ1年ぶりになった。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 井戸兵庫知事、GoToトラベル除外「是非は慎重に検討しなくては」 (2020/12/14)
- 井戸兵庫知事「後継指名はしない」 金沢副知事には「期待している」 (2020/12/14)
- 久元神戸市長「駐輪場は十分でない」 三宮は地下に、指定管理者の市内統一検討 (2020/12/12)
- 「こうべ医療者応援ファンド」に鈴蘭台中学校が67万円寄付 募金活動で (2020/12/12)
- 新長田再開発「事業長期化が神戸市のリスクに」 赤字326億円で事業検証 (2020/12/12)
広告
chevron_left
コンテナ流出で神戸入港の大型船、荷降ろし始まる 作業に1カ月超の見通し home
神戸大職員のチームが優勝 第3回企業交流運動会、同僚と交流の契機にも
chevron_right