久元神戸市長「駐輪場は十分でない」 三宮は地下に、指定管理者の市内統一検討

20201212対話フォーラム

 神戸市の久元喜造市長(写真中央)は12日午後に開いた「ネットモニターとの対話フォーラム」で、「駅前の駐輪場は神戸市の責任で整備しているが、正直、いまの駐輪場は十分でない」との見解を述べた。中央区の三宮周辺やJR神戸駅付近などは「まだまだ足りない」とみている。三宮は再開発に合わせて「相当大規模な地下の駐輪場を作ることも含めて、検討を進めたい」と話した。

 現在の規模に加えて、久元市長は駐輪場に関するサービスも不十分だという。未就学児がいる世帯は大人2人まで神戸市立の駐輪場が半額になる制度も導入したが「ちょっと中途半端な気がしていて、何かいいことはできないかと思っている」と述べた。

 さらに「現状では駐輪場ごとに指定管理者がバラバラなのが非常に不便だ」との見方も語る。「これは決めたわけではない」と断ったうえで、「市内の駐輪場をすべて1つの民間事業者に責任を持ってやってもらって、有料の駐輪場の場合は電話やメールなどで、スマホ(スマートフォン)から簡単に予約ができるようにするなど、改善すべき点は多いと思う」と話した。久元氏は駐輪場に関するネットモニターの意見に答えて述べた。

 ネットモニターは神戸市の施策について、ネットを通じた神戸市のアンケートなどに応じると登録した住民。定期的に開催している「市長との対話フォーラム」は新型コロナウイルス対策のため参加人数を減らし、希望者の中から抽選で選ばれた14人が参加した。今年度は6月、8月にテレビ会議システムを使ったネットモニターとの対話フォーラムを開催。神戸市が一般向けに開いた久元氏との対面での対話集会としては、昨年12月14日に「大学生との対話フォーラム」を開催して以来ほぼ1年ぶりになった。

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