久元神戸市長「経済交流につなげたい」 豪ブリスベンと姉妹都市35周年
- 2020/12/10
- 03:37
神戸市の久元喜造市長は9日午後、豪ブリスベン市との姉妹都市提携35周年を記念して、同市のエイドリアン・シュリナー市長とテレビ会議システムを通じて会談した。久元市長は両市の魅力を相互に紹介することを通じて「さらなる経済の交流につなげたい」と述べ、交流の進展に意欲を示した。ブリスベン市にとって神戸市は初めての姉妹都市に当たる。高校生の相互派遣など教育交流が続いているほか、王子動物園が1991年に飼育を始めたコアラはブリスベンから贈られたものだ。
ブリスベン市では神戸市との姉妹都市35周年を記念して、ブリスベン市立マウントクーサ植物園にある「盆栽ハウス」を改修する。ブリスベン市の予算で盆栽の保有点数を豪国内の最大規模に拡大し、観光名所をめざす計画を、11月3日の市議会で可決した。この計画をシュリナー市長が紹介し、神戸市にも協力を求めると、久元神戸市長は「ぜひ両市で協力できればすばらしい」と応じた。今後、両市で協議を始めるとみられる。
同席した日豪友好神戸市会議員連盟会長を務める守屋隆司市議は、「2025年の大阪・関西万博の際には神戸空港からブリスベンに直行便を飛ばしたい」と話した。このほか神戸市議会の壬生潤議長、平井真千子副議長、日豪友好神戸市会議員連盟で事務局長の吉田健吾市議も出席した。ブリスベンではシュリナー市長に加え、ブリスベン姉妹都市委員会で委員長と神戸向けの代表者を兼務するロス・ハンフリーズ氏が出席した。(写真は記念撮影の様子)
姉妹都市35周年を記念して、両市で相互訪問などを計画していたが、新型コロナウイルスの影響で多くの行事が延期になった。実施している記念行事は、神戸市のホームページでのネット写真展などにとどまっている。
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