ノーリツが大幅高、年初来高値 今期の赤字幅縮小で1年ぶり大商い

20191231神戸株ワッペン

終値 1683円 +91円(+5.72%)

 4日の東京株式市場ではノーリツ(5943)が大幅高。一時は前日比198円高の1790円まで上昇し、11月25日以来ほぼ8営業日ぶりに年初来高値を更新した。売買高も39万2000株と膨らみ、昨年12月6日の47万9500株以来およそ1年ぶりの大商いになった。前日大引け後に、2020年12月期の連結最終損益が34億円の赤字(前年同期は15億円の黒字)になりそうだと発表した。従来予想である46億円の赤字から上方修正し、赤字幅が縮小する見通しになったのを好感した買いを集めた。

 ただ、朝方の買い一巡後は伸び悩む展開だった。今期の赤字幅が縮小した主因は、ガス会社が年末にかけて開催する消費者向けイベント「ガス展」を相次いでネット開催に切り替えたこと。ガス機器の展示販売などを準備する時間外手当が抑えられた。一方で展示販売などの機会がなくなったことで、売上高は下方修正。目先の利益は増加したが、長い目で見れば新型コロナウイルスの感染拡大が逆風になっているとの見方も残り、上値では利益確定の売りが出やすかったようだ。

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