増田明美氏、世界パラ陸上「東京の勢いを神戸で、いい遺産を」 記者会見

20201127増田明美氏

 2022年8月26日からユニバー記念競技場(神戸市須磨区)で開催する世界パラ陸上の神戸大会で、大会の組織委員長を務める増田明美氏(写真=組織委が配信した動画より)は27日の記者会見で、「(21年夏に開催する)東京パラリンピックの勢いを神戸に持ってきて、たくさんの遺産、いいレガシーが残ればいいなと思っている」と述べ、2年連続でパラ競技の大会が日本で開催されることへの期待を語った。増田会長は2年連続の開催で「運動習慣ができたり、見る文化が持続したりと、より(パラ競技が)広く伝わっていくことに期待している」と強調した。

 増田氏は、9月5〜6日に熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(埼玉県熊谷市)で開催した日本選手権で、1種目で世界記録を更新したほか、日本記録の更新が20種目超と相次いだことを紹介。記者会見に同席したリオパラリンピック走り幅跳び銀メダリストの山本篤選手に「東京パラリンピック、きっとメダルいっぱい獲るよね」と話しかけ、東京パラリンピックでの日本選手の活躍が、神戸大会の注目度を高めるとの見通しを示した。

 増田氏は元マラソン・陸上競技の長距離選手で、「細かすぎる解説」で知られるスポーツジャーナリスト。日本パラ陸上競技連盟(大阪市住吉区)の会長も務めることから、22年に開催する神戸大会の組織委員長も務める。この日は大会のロゴ(図左=組織委提供)とキービジュアル(同右)の発表で記者会見した。
 20201128ロゴとキービジュアル
 大会の主催団体である国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長もビデオでメッセージを寄せ、「全世界で新型コロナの大流行という大きな困難に直面したが、一緒に乗り越えられると信じている」などと話した。室伏広司スポーツ庁長官は、ロゴ発表を機に「大会に対する国民の関心が高まることを期待している」とのメッセージを寄せた。室伏氏は10月の長官就任まで、同大会のアンバサダー(広報大使)を務めていた。

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