フェリシモ、特許権と意匠権の侵害で訴訟提起 人気「レジカゴリュック」で

 フェリシモは20日、同社のオリジナル商品である「レジカゴリュック」に関する特許権と意匠権を侵害しているとして、雑貨や衣類などを輸入販売するプログレス(東京都武蔵野市)を相手として大阪地裁に、19日付で訴訟を提起したと発表した。フェリシモは以前からプログレスに対して、製品の輸入・販売をやめるよう呼びかけてきたが、誠実な対応を得られなかったので訴訟に踏み切ったという。

 レジカゴリュックはスーパーなどで使う店内用の買い物かごの内側に装着。会計を終えた後、そのままバッグを閉じればリュックサックになる便利なグッズ。7月からのレジ服の有料化もあって人気が高まっていた。これまでのフェリシモによるプログレスへの呼びかけの経緯や、具体的な権利侵害のポイントなどについては「訴訟に影響する可能性もあるので答えられない」(フェリシモの担当者)としている。

 訴訟の経緯については今後も随時、情報開示する方針という。現時点で、今回の権利侵害や裁判による同社の収益への影響は「軽微」としている。

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