10月の神戸港、輸出入総額は前年比4.9%減 中国向け増で輸出額ほぼ前年並み

20201118貿易統計

 神戸税関が18日に発表した10月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比4.9%減の6965億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた海外需要の減少を背景に、前年比で減少が続いた。ただ、景気が回復している中国向けの輸出は前年同期比14.6%増の1230億円と2カ月連続の大幅増。輸出額は前年同月比0.3%減の4514億円と、ほぼ前年同月並みになった。

 輸出の品目別では、液晶フィルムなど「プラスチック」が前年同月比23.2%増の368億円、「非鉄金属」が33%増の177億円だった。いずれも比較できる1979以降で、月間の神戸港からの輸出額としては過去最高を記録した。「精油・香料および化粧品類」も55.7%増の147億円で、10月としては過去最高。すべて中国が主要な輸出先になっている。主要地域別の輸出額では中国向けが大幅増だったほか、欧州連合(EU)諸国向けが0.4%減と回復が目立った。半面、米国向けは21.6%減と、13カ月連続でマイナスだった。

 輸入額は前年同月比12.3%減の2450億円になった。減少率は9月(1.5%減)に比べ大幅に拡大した。フィリピンやチリなどからの「金属鉱およびくず」が55.9%減の46億円だったほか、包装材などの「プラスチック」は29.0%減の62億円だった。シンがポーやベルギーなどからの「医薬品」も37.5%減の39億円にとどまった。半面、ノートパソコンを含む中国などから事務用機器(38.0%増)は29億円と伸びが目立っていた。

 10月の平均為替レートは1ドル=105円51銭と、前年同月に比べ2円26銭の円高・ドル安だった。全国の輸出入総額に占める神戸港のシェアは、前月比0.1%低下の5.7%になった。

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