富岳4冠防衛、井戸知事「技術基盤の象徴」 久元市長「イノベーションに期待」

 理化学研究所の計算科学研究センター(神戸市中央区)で開発中のスーパーコンピューター「富岳」が、世界のスーパーコンピューターの性能ランキングである「TOP500」など4つの主要なランキングで、2回連続の首位を獲得したのを受けて兵庫県の井戸敏三知事と、神戸市の久元喜造市長がそれぞれコメントを発表した。

 井戸知事は、すでに富岳が新型コロナウイルスの飛沫感染に関する研究で成果を上げていることを踏まえ、「2021年度からの本格稼働を前に、既に新型コロナウイルス対策のため、さまざまな研究での活用が始まっており、その実力の一端が示されている」と評価。さらに「世界最先端の科学技術基盤が集積するここ兵庫・神戸のシンボルとして、基礎科学と産業の発展に大きく貢献していくことを期待する」と語った。

 久元市長は、6月に続き4つのランキングで首位を獲得したのは「我が国の科学技術の高さを証明するもの」と指摘し、首位の維持を祝った。そのうえで「感染症への対応をはじめ我が国の科学技術の発展や、産業競争力の強化につながる画期的なイノベーションを創出することを大いに期待している」と述べ、21年度からの本格的な利用開始に向けた期待感を述べた。

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