4〜6月期の兵庫県GDP、3.0%減 リーマンショック以来の落ち込み

20201113兵庫県GDP

 兵庫県が13日に発表した2020年4〜6月期の県内総生産(GDP、季節調整済み)は、物価変動の影響を除く実質(2011年基準)が20年1〜3月期との比較で3.0%減少した。年率換算では11.5%減。3四半期連続のマイナス成長で、08年秋のリーマンショック直後である09年1〜3月期のマイナス7.6%以来となる大きなマイナス成長を記録した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界経済が停滞し、県内の生産活動も低迷したのを反映した。感染防止を目的に外出を控えるなどで、個人消費が減少したことも響いた。

 支出の項目別に見ると、構成比が全体の62%を占める民間最終消費支出(主に個人消費)が2.3%減と2期ぶりに前期比マイナスに転じた。個人消費などの「民間需要」に加えて、公共投資などの「公的需要」、純移出などの「外需」がそろってマイナスに寄与した。特に今回GDPが減少した3.0%のうち1%強は外需の減少による。新型コロナで海外経済が停滞した影響を大きく受けたのが、統計にも表れた形だ。

 ただ、日本全体の4〜6月期成長率であるマイナス7.9%(改定値、季節調整済み、2011年基準)に比較すると、かなり落ち込み幅は小さかったといえる。民間最終消費支出が日本全体の4.4%減よりも、小さな下げ幅だった。加えて「住宅投資や設備投資に関係する、建設関係の指標が相対的に良好だった」(兵庫県企画県民部ビジョン局統計課)ためだ。

 生活実感に近いとされる、物価変動を考慮しない名目GDPは5兆794億円と、19年4〜6期に比べ4.2%減少した。3四半期連続で前年同期を下回った。

 兵庫県は当初10月31日に4〜6月期GDPの発表を予定していたが、新型コロナの影響を正確に反映するのを目的にデータを精査するとして、発表を延期していた。

 日本全体の4〜6月期の国内総生産(GDP)は内閣府が9月8日に発表。実質国内総生産の7.9%減は、3四半期連続のマイナス成長。年率換算では28.1%減と、リーマンショック後の2009年1〜3月の落ち込み幅を超えて最大のマイナス成長を記録した。

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