神戸市、マイナンバーカード作成拠点を追加 年内「3人に1人」見込む

20201112久元市長

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が配信した動画より)は11日の定例記者会見で、マイナンバーカードの作成拠点を神戸市内3カ所に追加すると発表した。現在は区役所以外にJR三ノ宮駅に隣接したビル内の「三宮サテライト」でマイナンバーカードが作成できるが、北区の谷上、長田区の新長田、西区の学園都市にも、それぞれ駅前に作成拠点を新設する。区役所以外に複数のマイナンバーカード作成拠点を持つのは政令市で初めてという。行政のデジタル化を進めるうえでは「その鍵を握るのがマイナンバーカード」(久元市長)だけに、普及に一段と力を入れる考えだ。

 神戸市では10月末までに43万6504枚のマイナンバーカードを交付。交付率は28.5%で、政令市ではトップ。全国平均の21.8%を大きく上回る。9月には「マイナポイント」が始まったこともあり、足元でマイナンバーカードを作成する住民が増えているという。昨年は1カ月に平均6000件を交付したが、9月は月間で2万件のマイナンバーカードを交付した。この調子で神戸市は「年内にも3人に1人まで交付できる」(久元氏)と見込む。

 新たに開設する3拠点は12月2日の開業を予定。稼働時間は水曜〜金曜の正午から午後8時、土日の午前9時半〜午後5時半だ。平日夜間や土日の手続きにも対応する。3密回避を目的に、来所は予約制にする。利用予約やマイナンバーカードに関する相談などを受け付ける、専用コールセンター(電話078-600-2910、午前9時〜午後8時)も新設した。久元氏は「とにかく1人でも多くの方に取得をしていただくために全力を尽くす」と意気込んでいた。

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