バンドー、今期純利益20%増に上方修正 自動車の生産回復が波及

20201111バンドー決算

 伝動ベルト大手のバンドー化学は11日、2021年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比20%増の15億円になる見通しだと発表した。従来予想の10億円から上方修正し、増益幅が回復する。自動車生産の回復を受けて、足元で同社製品への需要回復が確認できたためという。同社内部でのコスト削減や、効率化などの進展も寄与する見込み。

 営業利益は11%増の25億円を見込む。従来予想は20億円だった。自動車生産の回復で自動車部品の伝動ベルトなどに需要が回復するのに加え、鉄鋼関連などの産業機械用伝動ベルトの需要回復などにも波及が見込まれるという。売上高に相当する売上収益は17%減の750億円になる見通しを据え置いたが、「達成できる確度が高まった」(広報担当者)という。

 同時に発表した20年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比50%減の10億円になった。同社は8月時点で21年3月期の純利益を10億円と予想しており、これに半期で到達した。自動車などの回復が想定よりも早かったという。売上収益は20%減の371億円、営業利益は48%減の14億円だった。中間配当金は従来予定通り前年同期比10円減の6円。期末配当は未定としている。

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