1カ月間のスポーツ時間数を競う 神戸の「企業交流運動会」がネットで開幕

20201107神戸企業交流運動会

 神戸商工会議所の神戸スポーツ産業懇話会に参加する企業などで構成する実行委員会は7日、2020年度の「企業交流運動会」の開会式を開催した。今回で第3回になる。今年は新型コロナウイルスの感染防止を目的にスタジアムなどに集まる従来の方法を改め、ネットを通じた開催に切り替えた。11月9日から12月4日までの約1カ月間に、実際にスポーツに取り組んだ時間数をポイント化。1人あたりに換算してチームごとに競う。結果は事務局で集計し、12月12日の閉会式で発表する予定だ。

 実行委の幹事長を務めたアシックスの狩野和也氏はあいさつし「今回は残念ながら感染防止のため1つの場所にカ所に集まって一緒に笑ったり、汗をかいたりできないが、ぜひリモートを通じて企業間や企業内のコミュニケーションを図っていただければ」と話した。今回は神戸市内外の14社・団体、165人が参加登録している。神戸市外からも参加を受け付け、2025年日本国際博覧会協会(大阪市北区)など神戸市外に本拠地を置く団体や、アシックスの東京拠点に勤務する社員らもメンバーに加わった。

 参加各社からは「飲み会などが減り自宅で時間もできたので、運動の文化を支店全体に根付かせたい」(SMBC日興証券神戸支店)、「みんなでアフターファイブに関連会社のボウリング場を訪れたい」(小泉製麻)、「選手だけでなくスタッフも体を引き締めなくてはと参加を決めた」(SAGA久光スプリングス)、「今回は個人のペースで楽しめるとあって、これまでとは違うメンバーも参加できた」(ロック・フィールド)など、それぞれの職場を反映した声が出ていた。

 このほか開会式では流通科学大学の山口泰雄特任教授による「正しい歩き方」の指導や、動画に合わせたトレーニングも実施。明治安田生命神戸ビル(神戸市中央区)に集まった実行委のメンバーらも、実際に体を動かした(写真)。企業交流運動会は健康経営などに関心が集まる中、スポーツ実施率向上のきっかけ作りなどを目的に2018年に初開催。当初は神戸商工会議所の140周年記念行事として同年限りの開催を予定していたが、参加各社から「楽しかった」と続けての開催を期待する声が多く、継続することになった。

 チーム編成は事務局が担当。全12チームのうちA〜Hチームは各社単独、I〜Lチームは混成チームになっている。各社の割り振りなどは以下の通り。

Aチーム=明治安田生命保険神戸支社、Bチーム=SMBC日興証券神戸支店、Cチーム=フェリシモ、Dチーム=ロック・フィールド、Eチーム=神戸大学、Fチーム=コクヨ、Gチーム=2025年日本国際博覧会協会、Hチーム=フィッシングマックス、Iチーム=JTB神戸支店①・アシックス①・SAGA久光スプリングス、Jチーム=JTB神戸支店②・アシックス②、Kチーム=小泉製麻・神戸商工会議所①、チームL=ジーベック・アシックス③・神戸商工会議所②

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