六甲バターの1〜9月期、純利益51%減 新工場稼働で償却負担増

20201106六甲バタ決算

 六甲バターが6日発表した2020年1〜9月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比51%減の4億4100万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに在宅勤務が増え、かねて「家飲み」で需要が伸びていた家庭用チーズが加速した。ただ、19年4月に神戸工場(神戸市西区)が稼働したことに伴い、減価償却費の負担が増えたことで大幅な減益になった。

 売上高は2%増の398億円、営業利益は40%減の11億円になった。業務用チーズと、業務用の比率が高いナッツは苦戦した。業務用チーズは外食向けが引き続き軟調に推移しているが、学校給食向けが徐々に回復している。事業分野別の売上高はチーズ部門が3%増の381億円、チョコレート部門が6%増の11億円、ナッツ部門が26%減の5億100万円だった。

 20年12月期の業績予想は据え置いた。純利益は前期比31%減の6億8000万円を見込む。

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