ヒラキの4〜9月期、純利益50%増 通信販売の伸びで採算向上
- 2020/11/07
- 00:21
靴をディスカウント販売するヒラキが6日発表した2020年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比50%増の3億3200万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、利益率の高い通信販売の売上高に占める比率が上昇。店舗販売も販管費を抑え、同社全体の採算が改善したのが寄与した。阪神間に多店舗展開を始めた専門店も、おおむね計画通りの滑り出しになった。
売上高は3%減の80億円、営業利益は61%減の5億700万円になった。売上高は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、4〜5月の緊急事態宣言の期間中を中心に、店舗販売が減少したのが響いた。店舗販売はチラシ配布の抑制で販管費が減少して採算改善。通信販売は増収効果で利益も伸びた。半面、新型コロナの影響で主力の取引先向けの販売が伸びず、卸販売は苦戦した。
中間配当は予定通り10円とした。年20円配の配当計画は維持した。21年3月期の連結業績予想も据え置いた。純利益は前期比30%増の4億2000万円を見込む。
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